故人の意見を尊重した葬儀を行うなら遺言も確認

2018年08月30日
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葬儀に関する考え方は時代とともに変化していますが、最近は大掛かりな葬儀を望まない、できるだけシンプルな葬儀にしたいと考える人も増えています。葬儀のスタイルについては遺族が話し合って決めることも多いですが、故人の意思を尊重して、葬儀スタイルを決めることもあります。

最近は葬儀そのものをしなくて良いと考える人も増えていますが、やはり火葬は欠かすことができません。そこで、通夜や葬儀は行わずに火葬のみで済ませる人も増えています。直葬とも呼ばれており、葬儀でも特に簡単に行われるもので費用の負担も少なくなっています。

こうした場合は、どちらかというと葬儀にあまり費用を出せない、身寄りのない方などを対象に行われることも多いですが、故人の意思でできるだけシンプルに済ませるという場合もあります。葬儀や通夜を行わないことに抵抗を持つ親族が出る可能性もありますので、本人の意思であることを伝え、理解してもらうことも大切です。

生前に遺言を残している場合もありますが、そうした場合は遺言があることも伝えておくと納得してもらいやすくなります。そして、葬儀についての遺言を残しておくことを考えている人も、埋葬や戒名のことなども細かく記しておくとより混乱を避けスムーズな葬儀が期待できます。