死に化粧を依頼するときに知っておきたいこと
2018年12月19日
近年、納棺師に死に化粧を依頼する人が多くなったと言われています。死に化粧というのは、亡くなった方に死後処置を施した上でお化粧することです。体を丁寧に清めた後、爪を切ったり、髪を整えてから薄化粧を施してくれます。
死に化粧を施す大きなメリットは、安らかに眠っているようなお顔に見える点にあります。闘病生活が長い人や、強い痛みに耐え続けていた人は亡くなった後の表情が険しくなっていることも少なくありません。そんなとき、納棺師がきれいに薄化粧を施すことで、安らかで美しい表情に変化すると言われています。
基本的には専門家が行いますが、希望すれば遺族がお手伝いをすることも可能です。たとえば、故人が女性の場合は生前ずっと愛用していた化粧品を使ってお化粧することもできます。もしも故人が気に入っている化粧品を知っている場合は、担当の納棺師に伝えて使用してもらうとよいでしょう。ちなみに、葬儀業者に依頼する場合は、お化粧の費用がプランの中に含まれていることが多いようです。ただ、葬儀業者の中には別料金で対応しているところもありますので、依頼するときは十分に確認しておくと、支払いするときにトラブルを抱えることがなくなるので安心です。